地域創生科学研究科博士
前期課程入学定員335名
大学院教育の新たな使命に挑戦する創造的な学際研究が始動します。
「人類の福祉の向上と世界の平和に貢献すること」を理念に掲げる宇都宮大学は、社会の中核を担う人材の輩出と、知の創造・発信を使命に、実践を重視した教育研究を展開しています。
現在本学は「活力ある持続可能な地域社会の形成」「グローバル化社会への対応」「イノベーション創出」を基本方針に据えた改革に取り組んでおり、「地域創生科学研究科」は、それらを実現する地域変革の「知の拠点」として誕生します。
文理融合によって地域課題の解決をめざす「地域デザイン科学部(2016年度新設)」を基盤に、既存の研究科の枠を超え多様な分野が混じり合う創造的な研究環境を整え、新たな時代をリードする人材の育成に向けて5つの使命に挑みます。
自走式イチゴ収穫ロボットの研究
宇都宮大学が掲げる
大学院教育の使命
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持続可能な豊かな地域社会の創生
身近なコミュニティから国や世界規模までの広範な課題に取り組むため、持続可能な豊かな地域社会の創生を支える人材が求められています。
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社会デザインとイノベーションの両輪
持続可能な豊かな地域社会の創生には、社会デザインとイノベーションに関する教育研究の両輪が必要となっています。
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境界領域・学際領域の活性化
21世紀の課題を解決するために、専門領域の障壁を低くして境界領域・学際領域の学術を発展させることが必要となっています。
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高度な「科学リテラシー」
課題解決に向けて強靭且つしなやかに対応する思考力と行動力を持った人材を育成するため、物事の本質を深く考える力や、実践的なコミュニケーション能力、グローバル化への対応力や協働性、多面的な視野から課題に挑戦するチャレンジ精神等の養成が必要となっています。
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強み・特色ある領域で世界水準の研究を推進
境界領域の活性化に加えて海外卓越大学との連携や民間企業等との協働を強化して、地域と国際の両方面で双方向性のある世界水準の研究を推進することが必要となっています。
多様性に恵まれた地域環境で、実践的な教育研究を展開します。
5つの学部と大学院を擁する宇都宮大学は、その広範な専門領域を生かし、文理融合・分野融合を機能させるためのさまざまな取り組みを実施しています。
地域との連携による教育研究にも力を入れ、自治体等と結ぶ連携協定は74件にのぼります。
また本学が拠点とする栃木県は、東京から新幹線で約50分の大都市近郊的な性格を持っている一方、農業、工業、観光業がそれぞれ盛んで、一次産業から三次産業までのバランスがとれた「全国の縮図」としての特徴を有しています。
「地域創生科学研究科」では、地域連携の実績と、地域特性を生かし、多様な専門分野でフィールドワークを実施するとともに、地域課題に関する実践的な教育研究を強化します。
文理融合・分野融合を推進する2専攻体制で
高度な問題解決能力を備えた人材を育成します。
新しい領域への挑戦と創造を可能にする新体制で、大学院教育の使命を果たします。
理念
21世紀の課題を解決して持続可能な豊かな地域社会の創生に貢献するために、社会デザインとイノベーションの創造を支える高度な人材を育成するとともに、特長的で強みのある研究を推進する。(“持続可能な豊かな地域社会の創生”と“社会デザインとイノベーションの創造”)
地域創生科学研究科の「地域」とは
本研究科では、『地域とは、地理的・物理的意味を単位とする特定の空間や範囲を示すものではない。問題意識に応じて設定され、可変的で多様な性格を有するもので、「ローカル/ナショナル/リージョナル/グローバル」の連結関係のなかで構成される。』と定義しています。
具体的には、コミュニティレベルから、都市や地域、国土全体そして国際的なレベルまでを想定し、これらの幅広いフィールドを対象として教育研究を推進します。
育成する人材像
持続可能な豊かな地域社会を創生するために、社会デザインやイノベーションに関する高度な専門知識・技術を身に付けて、学際的思考力と実践力を備えて主体的に行動できる高度専門職業人を育成する。
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社会デザイン科学専攻
地域社会に関するソフトウェア(コミュニティ、社会制度、文化、政策等)やハードウェア(建築、国土保全、環境等)のデザインに貢献できる高度専門職業人を育成する。
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工農総合科学専攻
工学分野と農学分野に関するものづくり、食料・農林業・環境を支えるイノベーションの創造やマネジメントに貢献できる高度専門職業人を育成する。
養成する能力
3C精神(主体的に挑戦しChallenge、自らを変えChange、社会に貢献するContribution)+1(Creation:創造的思考力・実践力)を基本的考えとして、社会デザインとイノベーションに関する高度な専門的知識・技術、学際的な思考力と実践力及び分野間の連携等を実践するために必要な根源的視野、俯瞰的視野、コミュニケーション能力、行動力等を養成する。
教育における3つのポリシー
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ディプロマ・ポリシー(学位授与の方針)
- 持続可能な豊かな地域社会の創生を支える社会デザインとイノベーションに関する高度な専門知識・技術を修得
- 学際的な幅広い思考力と実践力を修得
- 3C精神(Challenge、Change、Contribution)+1(Creation:創造的思考力・実践力)を基礎として、主体的な行動力を修得
- 多面的な連携が実践できるための俯瞰力、協働性やコミュニケーション能力を修得
- 倫理観を修得
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カリキュラム・ポリシー(学修・教育目標を達成するための教育体系)
【教育課程編成の方針】
ディプロマポリシーとして掲げた修了認定の基準を実現するため、高度な学際的思考力・実践力や境界領域・異分野の専門知識・技術を養成するとともに、研究テーマに関連した学位プログラム間の連携・融合を図るカリキュラム編成・研究指導を実施する。
【教育内容の学修方法】
次に掲げる科目を配置し、これらを事例研究、グループワーク、フィールドワーク、ワークショップなどの方法により主体的な学修を行う。
- 教育課程の基本構成を統一化
- 21 世紀の高度な「科学リテラシー」として学際的思考力と実践力を養成するために、研究科共通科目「地域創生リテラシー」を配置
- 学位に関連する高度な専門知識・技術を修得するために、「専門科目」を配置
- 高度な学際的思考力と実践力を養成するための科目配置と指導体制
- シナジー効果をもたらすカリキュラム間のつながり
研究指導に当たっては、主指導教員1名と副指導教員2名の計3名を配置し、この内、第1副指導教員は学位の専門性を担保するために同じ学位プログラムの教員から、第2副指導教員は、専門分野に対して境界領域や学際領域の観点から学生の研究進捗や専門能力の修得に対して指導を行い、最終的に高度な専門力と実践力を身に付けさせる。
【学修成果の評価方法】
学修成果の評価は、授業科目ごとに定める達成目標に応じ、科目の態様に従って、試験、レポート、作品、発表などにより評価する。修士論文及び特定の課題についての研究成果に係る評価は、大学院学位論文等評価基準(博士前期課程)に基づき評価する。
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アドミッション・ポリシー(入学者受入れの方針)
○求める学生像
- 学修と研究に必要な基礎学力を有する人
- 創造的思考力と主体的な行動力を持って、新しい領域に意欲的に挑戦しようとする意欲を持つ人
- 専門的知識・技術と実践力を身に付けて、地域社会に貢献することに強い関心と意欲を持つ人
○入学者選抜の基本方針
- 学位プログラムの学修及び研究に必要な基礎学力や思考力を備えているかどうかを重視します。
- 専門分野や境界・学際領域における課題への関心、知識や技術の修得に対する意欲、主体的な姿勢、論理的思考力、表現力、コミュニケーション能力なども考慮して評価します。
これらを踏まえ、地域創生科学研究科(博士前期課程)の入学者選抜では、各選抜区分において受験者に求める知識・技能等を次の選抜方法で評価します。なお、外国語は、すべて外部試験のスコアを評価します。
選抜区分 学修と研究に必要な
基礎学力・思考力新しい領域に意欲的に
挑戦しようとする意欲地域社会に貢献することへの
強い関心と意欲一般選抜 外国語(英語)
専門科目
口述試験口述試験
出願書類口述試験
出願書類推薦特別選抜 外国語(英語)
口述試験
出願書類口述試験
出願書類口述試験
出願書類社会人特別選抜 外国語(英語)
口述試験
出願書類口述試験
出願書類口述試験
出願書類外国人留学生
特別選抜外国語
(英語若しくは日本語)
専門科目
口述試験口述試験
出願書類口述試験
出願書類学部3年次生
特別選抜外国語(英語)
専門科目
口述試験口述試験
出願書類口述試験
出願書類国際交流・
国際貢献活動
経験者特別選抜外国語(英語)
口述試験
出願書類口述試験
出願書類口述試験
出願書類