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[プレスリリース]「魚のヒレ」長かったり、短かったり!? 仕組みを解明
―ヒレの多様な形成位置をもたらす単純なシステムー

 埼玉大学大学院理工学研究科の川村哲規准教授と安達うらら 大学院生(令和5年度博士前期課程修了)、宇都宮大学バイオサイエンス教育研究センターの松田勝教授及び岩波礼将特任准教授、情報・システム研究機構国立遺伝学研究所の川上浩一 教授、前野哲輝技術専門職員、埼玉大学大学院理工学研究科 古舘宏之助教らは、魚のヒレの形成される位置がHox(ホックス)遺伝子によって制御されていることを初めて明らかにしました。この成果により、Hox遺伝子の働く場所が魚の種類によって異なることで、バラエティーに富んだヒレが生み出されることが示唆されました。つまり、多様なヒレの位置やヒレの幅の違いは、Hox遺伝子からなるシステムを一部、変化させることで生じていることが分かりました。さらに、本研究から、進化の過程で、魚のヒレの形成位置が変化してきた仕組みについて、新たなモデルが提唱されました。
 本成果は、『米国科学アカデミー紀要』(PNAS、インパクトファクター12.8)に掲載されました。

 プレスリリースの内容はこちらをご覧ください。


【お問い合わせ先】
バイオサイエンス教育研究センター 教授 松田勝
TEL:028-649-8155
E-mail:matsuda※cc.utsunomiya-u.ac.jp
(※を半角@に変更してください。)

【関連リンク】
研究者総覧 松田勝 教授
バイオサイエンス教育研究センター