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工学部 堀尾佳以講師の著書『若者言葉の研究 SNS時代の言語変化』のご案内
工学部留学生担当の堀尾佳以(ほりお けい)講師の著書『若者言葉の研究 SNS時代の言語変化』が九州大学出版会から出版されました。
本書は主として1990年代後半から2010年代に生まれた「若者言葉」について著者自身が収集した自然談話録音資料や、新聞・雑誌やSNSのデータより、実際の使用例を豊富に挙げて共時的に分析したものです。「若者言葉」は言葉の遊びや流行語・俗語のように扱われることが多いですが、本書では社会言語学の視点から多数の使用例をもとに詳細な分析を行っています。「若者言葉」を単なる流行語や俗語として扱うのではなく現代日本語の「変化の過程」として捉え、若者言葉は活きた現代日本語の言語学的傾向と特徴を示すとともに、独自の規則性を持っており、その規則性も含めて後世に継承される傾向にあることを指摘しています。
この著作物は、博士論文のオンライン公開中にアクセス数が多かったことから出版会より出版の提案があり、今回出版するに至りました。
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