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2023年度国際人道法模擬裁判大会国内予選で国際学部の学生が最優秀弁論賞に選ばれました

 赤十字国際委員会(ICRC)駐日代表部が主催する2023年度国際人道法ロールプレイと模擬裁判大会国内予選が12月9日と10日に東京大学と早稲田大学にて開催されました。宇都宮大学からは、国際学部藤井広重准教授の研究室から6名の学生が出場し、準優勝した昨年の成績を超えることを目標に、白熱した論戦が繰り広げられました。

 模擬裁判にて、宇都宮大学チームは予選を2位で通過。準決勝にて東京大学に惜しくも敗れ決勝には進めませんでしたが、大会のベストムーター(最優秀弁論賞)に国際学部4年のMagda Yukari HAGIYA CORREDOさんが二年連続で選ばれました。

 HAGIYAさんから以下のコメントが届きました。

 2度目の最優秀弁論賞に選ばれ誠に光栄に存じます。この成果は決して一人の力ではなく、これまで指導してくださった藤井広重先生、二人のチームメンバーと研究室の仲間の熱心なサポートがあったからこそ成し遂げることができました。心より感謝を申し上げます。
 去年の大会の経験を踏まえ、改善ができた点もありましたが、至らない点もあり、国際法を学ぶには、日々の努力と忍耐が求められ、法的な問題への真摯な取り組みが必要だと改めて実感しました。実際に、この数ヶ月間だけでも、武力紛争を報じたニュースは多く、国際人道法の重要性が強調されています。国際人道法模擬裁判大会で使用されるシナリオはフィクションですが、紛争下にて最低限の権利さえ守られていない人々が現実の世界にもどれだけいるのかを改めて考え、私は将来、平和構築に貢献できる人材になりたいと決意を固くいたしました。後輩達にも、もっと国際人道法や平和構築に興味を持ってもらえると嬉しいですし、この分野を実践的に学ぶことができる貴重な機会を、興味のある宇大生には是非生かして欲しいと思います。


HAGIYAさん(後列中央) 受賞後の記念写真


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国際学部附属多文化公共圏センター・国際平和と人権人道法研究会
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