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令和6年度「全学FDの日」を開催しました(9/24)
9月24日に今年度の「全学FDの日」の企画として、「学生のメンタル面のケアに関して、大学教職員ができること」をテーマにFD活動をオンラインで実施しました。
池田宰学長による開催挨拶、横田和隆理事(学務・情報・財務・総務担当)による趣旨説明及び学生相談の体制についての説明等に引き続き、学生相談室長の原口正保健管理センター准教授による講演「大学におけるメンタルケアの動向について」が行われました。講演では、コロナ禍の時期に入学もしくは高校時代を過ごした昨今の学生が抱えている、メンタル面その他の様々な問題や、それらへの対応状況等について、各種データを参照しつつ解説するとともに、要支援学生に対する教職員からのアプローチの方法について具体例を交えながら紹介するなど、非常に充実した内容となりました。
次いで、障がい学生支援室副室長である築田美抄特任准教授より、「障がい学生支援室の紹介と利用学生の様子について」と題し、講演が行われました。改正障害者差別解消法における合理的配慮の提供の義務化についての説明のほか、障がい学生支援の拠点である障がい学生支援室に関する紹介や、実際の利用状況についての説明、障がい学生支援の際に留意すべき心構えなどが紹介されました。
続いて、学生相談室の葦名みさおカウンセラー(公認心理師・臨床心理士)より、「宇都宮大学におけるカウンセリングについて」と題し、令和6年4月より心理的支援の専門家を中心とした組織として再編された学生相談室についての説明のほか、実際の相談の流れや具体的な相談事例、学生から相談を受けた場合の教職員から専門家への繋げ方などに関する講演が行われました。
質疑応答においては種々の質問が出されたほか、参加者からのアンケートでは、様々なデータにより学生の現状を知ることができてよかった、学生を専門窓口に繋ぐ際の流れがよくわかったなどの感想のほか、大学がチームとして協働体制を築いて学生対応に当たることの重要性を認識したなどの意見が寄せられ、有意義なFD活動となりました。
原口 正 保健管理センター准教授(学生相談室長)による講演の様子
築田 美抄 特任准教授(障がい学生支援副室長)による講演の様子